6月19日
退院前に主治医、看護師2人、夫と5人で術後の説明を受ける。
主治医の説明によると
「手術では予定通り、子宮と両方の卵巣と卵管とリンパを取らせてもらっています。手術自体は特に大きな問題はなく、輸血も要すことなく、術後の体の回復も問題と考えています。摘出した組織をよく見てみると子宮の中のところに子宮の底部から大部左側に3.4㎝×3.0㎝、体下部に1.5㎝×1.3㎝の塊みたいなものを作ってたということになります。子宮体がんを含む、異形増殖症というものを含む状態です。手術の前に組織型として推定していた類内膜癌は子宮体がんの典型的な組織型は変わりのないものでした。子宮の内側にできるがんは最初、筋肉の壁の中に入り込んでいって血管を通して転移していくという経過を辿ることが多いんですけど今回筋肉の壁を入り込むことが全く見受けられなく、子宮の周りの卵巣、卵管や子宮の出口の方にがんが進展していっている様子もなかった。一方で筋肉の壁の中にある血管やリンパ管にはなぜか腫瘍細胞が入り込んでいる様子が見受けられました。おそらくそれがきっかけとして手術前に腫れていたリンパ、リンパが40個くらい取ったうちの一か所だけ腫れていたリンパだけがん組織が検出されています。リンパ節転移ということになります。他の臓器には転移は無いですし、手腹水にもがんは見つかっておりません。腫れていたリンパ節以外のリンパにはがん組織はなかったので基本的な考え方としては子宮の中の腫瘍が右のリンパ節まで転移はしていたんだけれども少なくとも目に見える腫瘍組織というものは今回の手術では全部体から取り除いています。おそらく細胞レベルでもかなりしっかりした範囲で広がっている可能性のある組織を取っているのでこことここ以外にはがんは無いだろうという考え方になるんですけど、子宮体がんのステージの分類でいうとリンパ節に転移しているのでⅢc1期になります。手術が基本的な治療ですけどこれを元に摘出したものを評価した時に再発のリスクがどのくらいあるかという判断をする時に体の中にある血管に入り込んでいた子宮や転移していたリンパ節も手術で無くなっているんだけど体の中で広がろうとしていたがんっていうのが潜在的に目に見えない範囲で体に居続ける可能性がある。で、再発のリスクを考えた時に比較的再発リスクが高い方に分類されてしまうということになります。再発リスクの程度に応じて高リスク、あるいは中リスクの方には術後に抗がん剤治療することで再発をできる限り予防することができることが言われております。この内容を考えると手術だけで治療を終えるのではなくて抗がん剤治療まで頑張って最初の治療として受けていただいた方が今後病気をしっかり押さえ込んだ状態で過ごしていたいただけるかなぁという判断になります。」
あーこれまた拍手を送りたくなるほどわかりやすい説明。
術前の検査でリンパ節への転移に関してすでに覚悟を決めていたためやっぱりな。と腑に落ちておりそれほどショック何ならも涙も出なかった。
参考になれば
質疑応答後、今後の再発予防についての治療方針。
TC療法についての説明を受ける。
抗がん剤はどんな抗がん剤でも正常な機能も少し抑える。それの代表的なのが背中の骨髄で作られている血液成分である白血球、赤血球、血小板を抗がん剤は入り込むことで抗がん剤を入れた直後だけ1日産生を止めるような。そうすると後追いで数日後から2週間後くらいにその血液成分がその数が減ってくる状態。ただ、人間の体はその翌日からもどんどん作っているのでその時期を過ぎると戻っていく。
人間の体って本当にすごいな。
気を付けないといけないのは感染にかかりやすいこと。ふらつき、血が止まりにくい、末梢神経障害、その他脱毛など副作用についても看護師から十分に説明を受けた。
仕事内容を踏まえたうえでなるべく休むようにと説明を受ける。
何だろ、脱毛に関してはおそらく一般女性と比較したら受け入れは悪くないような。
まぁ。抜けてみないと分からないが私はそもそも地毛にコンプレックス大ありなんで。
比較のしようがないけどそんな気がした。
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