6月22日
入院する2週間前くらいにいきなり高校の吹奏楽部の先輩から連絡が来た。
当時の顧問の先生が定年退職するから高校でイベントやるから同級生を誘って来て欲しい。
あ、ちなみに中学生の頃はパーカッションで部長、高校生はテナーサックスで部活をサボってばかりのただの迷惑極まりない部員。
なぜにこのタイミングなのか悔やまれるところではあるが、私としては病気でなければ飛びつく案件。
ただ、手術やその後の転移のことなど考えると安易に引き受けることは難しい状況ではあるが、できる範囲で協力したい気持ちではいた。
まずは同級生で知ってる限り連絡を取る。そうしたら何となく、それなりにメンバーが集まり、グループラインが出来上がる。なんて便利な世の中なのよ。
イベントが私が20日退院予定の2日後の22日なので日中参加できる人は残念ながら居なかった。
とりあえず、みんなには自分の病状を簡単に説明し、無事に退院の目処と自分の体調が行ける状態かどうかぎりぎりまで待ってもらい、退院する2日前に色んな意見を組んで、任意で花束、色紙、後輩への寄付を募った。
ほとんどの同級生が協力していただいたおかげで私も気合が入り、妹が同伴してくれる中、無事に先生にも花束と色紙をお渡しすることができた。
いかなる状況でもやる気さえあればできるんだなって確信。
一緒に演奏することや夜の打ち上げに参加することは難しかったが、先生はもちろんのこと、卒業して30年以上経って再会する先輩方に大興奮な一日だった。
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